『邪馬台(やまと)三国志』を検証してみよう

アクセスカウンタ

zoom RSS 『邪馬台三国志』古代史の常識と通説を疑え21〈古代国家と宗教〉1

<<   作成日時 : 2014/09/10 06:50   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

‥‥古代国家と宗教→邪馬台国と大和朝廷は異質の国
@「春秋左伝」に「国の大事は祀(祭祀)と戎(軍事)とにあり」、「神は非類を受けず」とある。古代中国では、国の重要事項は祭祀と軍事の二つだとして、先祖祭祀に基づく政に終始した。従って架空の祖霊を奉ったり、他部族の先祖を進んで祭祀するなど、あり得ないことだ。ただし、敵に全面降伏して祭祀を強要された場合は例外。
★古来、中国では、鬼神に仕えて神おろしを行う者は巫と呼ばれて、殷の時代まで巫による鬼道が栄えた。殷人たちは基壇(先祖の墓)の上に木造の祭殿を建て、その屋根を茅や板で葺いて千木を立て、床には板を張って、日本人と同じく床上に坐って暮らしながら、
「自分たちの先祖は天から降って来て子孫を残し、再び天上に戻った。その霊は、時おり、神殿の千木を伝って舞い降りて来る。我ら滅後の霊も、天に昇って先祖と一緒に暮らすことになる」と信じきっていた。と同時に、祖霊を畏敬するあまり、
「この世で起こる全ての出きごとは、天上に住む祖霊の意思によって決まる」という宿命観にこり固まっていた。そのため些細なことでも、卜骨で神意を占ったり鬼道を使うなどして祖霊にお伺いを立てた。彼らは泥酔状態にあっても先祖の霊が乗り移ってきたと見たことで、お告げを得たい一心から所かまわず酒を深飲みした。
★一方、周のように先祖をたたえ、先祖に祈願し、祝いの詞をのべる司祭者は祝と呼ばれた。この二つを組み合わせた巫祝(ふしゅく)という言葉は、宗教のいかんを問わず、先祖を祀る司祭者とされた。
祝は先祖に賀詞、祝詞を述べる時には「いわい」、葬送の儀礼を行う時には「はふり」と呼ばれて、共に祝の重要任務だった。「はふり」は、死者の魂を送る際に、羽を振ったところからこう呼ばれた。
★ところで、高天の原から葦原中つ国に遠征軍が向かった折、経津主が祭祀を司り、武甕槌が軍事を担当した。一方、葦原中つ国でも八重事代主が祭祀を担い、建御名方は軍を統率していた。双方とも、国主の下で二人の皇子が祭祀と軍事を分担したことでは共通する。古代国家では、三輪大物主や大己貴の例でわかるように、先祖祭祀を司る者が国主に昇った。これは『春秋左氏伝』の教えそのものだ。
A日本の古代史を形づくった先祖祭祀や伝統は、中つ国・呉・越・楚・韓系など国別に細分するよりも、
イ)先祖のお告げを優先して祭政一致に努めた殷系、
ロ)先祖を称え、先祖に願いごとを祈願した周系
つまり、巫祝の二つにわけて考える方が実情にあう。越・楚からの渡来人たちは殷以前の旧式の先祖祭祀や伝統を後々まで引きずって来たし、呉・韓の渡来人らは周のそれをかたくなに守ってきた。
★その周は殷にとって代わるや、殷の培った殉葬・宿命観・鬼道・酒の暴飲など悪習を遠ざけはしたが、統治方法、青銅器による祭祀、文字、遺骸の納棺、青銅器・朱の副葬などは引き継いだ。
一方、周の伝統的な先祖祭祀は、殷のそれとは違っていた。代々の周王は太陽(日)を祖霊の化身と称える蒙古系の伝統を守り通し、祀りごとの場では先祖の偉業を称え、先祖にひたすら願いごとを祈願した。その願いが叶うや先祖に対して報告やお礼を申し述べてきた。
成王の時に初めて郊祭し、伝統的な先祖祭祀に天神信仰もつけ足した。その結果、文王は王朝の礎を築く皇祖、武王は王朝を開く皇宗、后稷の職にあった棄は農業を手がけた功績から農耕の天神として宗廟に祀られ、秋になると天神に対して新穀が奉げられた。天照大(御)神が皇祖皇宗に奉られたことや、外宮の豊受皇太神が御饌津神として新穀を捧げられる新嘗祭の儀式は、これに準じるものだ。

9/8に発売。『邪馬台三国志』古代史の常識と通説を疑え(B6版298p、1200円)

〈パブー〉
『邪馬台三国志』倭奴国と邪馬台国の栄枯盛衰物語…最新版に改訂済
『邪馬台三国志』倭奴国と邪馬台国の栄枯盛衰(短縮編)…最新版に改訂済 
 期間限定の540円(定価の4割引)
『邪馬台三国志』全…最新版に改訂済
『邪馬台三国志』を検証してみよう

〈アマゾンkindle〉…最新版に改訂済
『邪馬台三国志』倭奴国と邪馬台国の栄枯盛衰物語
『邪馬台三国志』倭奴国と邪馬台国の栄枯盛衰(短縮編)  期間限定の540円(定価の4割引)
『邪馬台三国志』上、下

〈楽天kobo〉
『邪馬台三国志』全…審査中
『邪馬台三国志』〈孫子の兵法極意〉戦わずして勝つ…審査中
『邪馬台三国志』を検証してみよう

 ホームページ『邪馬台三国志』

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『邪馬台三国志』古代史の常識と通説を疑え21〈古代国家と宗教〉1 『邪馬台(やまと)三国志』を検証してみよう/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる