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zoom RSS 『邪馬台三国志』古代史の常識と通説を疑え76〈垂仁皇子の誉津別〉

<<   作成日時 : 2014/11/27 07:01   >>

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‥‥垂仁皇子の誉津別→誕生説話から推して、火火出見
兄の狭穂彦→狭穂姫の許婚
狭穂彦と狭穂姫→火火出見が日向に天降る際、生まれ替わった風をして随伴
@もう一人の天孫・天火明は、日子坐王の娘・狭穂(さほ)姫に婿入りして丹後・尾張の両海部家を継いだが、常時は都に住みついたままで、離れることはなかった。そのため、丹後は日子坐王に、尾張は実子の天香山(香具土や香来雷をもじって襲名)に任せきっていた。
A二二○年代中頃、狭穂姫との間に嫡男の誉津別(ほむつわけ、記では本牟智和気)が生まれた。こちらも、男の子だった。この顛末について、知っておこう
彼女には、春日(奈良市)に住む義兄の狭穂彦がいた。もし素戔嗚によるオロチ退治がなければ、皇位は皇太神から天鹿児山へ、次にその長子か日子坐王へ、ついで成り行き次第では狭穂姫の兄に渡ったはずだ。狭穂彦はある時に、
「垂仁は当家に押し入ってきて、皇位を奪いにかかった。本家筋の我々が、なぜ入り婿の命に従わねばならぬのか。落ちぶれた家督を立て直すには、彼を殺す以外にない」
という野心を起こすが早いか、妹に謀反を持ちかけてきた。
「容貌だけで妃に立てられても、その座を守り抜くのは至って難しい。だが私が皇位に就いたなら、妹は枕を高くして眠ることができる。いっそのこと、この小刀で垂仁を殺害してくれないか」
狭穂姫は兄の頼みに悩み抜いた末に、一切を垂仁に打ち明けた。このとき、垂仁は、
「汝に罪はない」と姫を安堵させておいて、狭穂彦に大軍を差し向けた。狭穂彦は稲穂を積み上げた城に逃げ込んだまま、一月経っても降伏しなかった。すると狭穂姫は、
「兄が討たれようものなら、何の面目があって妃と言えようか」
と嘆き悲しみながら、幼い誉津別を抱いたまま稲城に駆け込んだ。
驚いた垂仁は力持ちの兵を選りすぐって、二人の救出を厳命した。
「妃と皇子を救い出せ。髪であれ手であれ、どこでもよいからつかみ取って連れ出せ」
寄せ手は稲穂に火を放ち、燃え盛る稲城から皇子の手を掴み取って助け出した。
「垂仁紀」、「二年の春二月・・、狭穂姫を立てて皇后とす。誉津別命を生れます。・・冬十月に、更に纏向に都つくる。これ珠城宮という」
「垂仁記」、「その御子を取らむ時、すなわちその母王をも掠い取れ。髪にもあれ手にもあれ、取り獲るむ随に、つかみて控き出すべし」
「垂仁紀」、「天皇、その后に命詔りしたまいしく、『凡そ子の名は母の名づくるを、何とかこの子の御名をば稱さむ』」とのりたまいき。ここに答えて白ししく、『今、火の稲城を焼く時にあたりて、火中に生れましつ。故、その御名は本牟智和気(ほむちわけ)の御子と稱すべし』と白しき」

☆記紀にあるこの物語は、誉津別が火火出見(ほほでみ、穂穂手見)として生まれた経緯を教えている。
B記紀は狭穂彦と狭穂姫が稲城の中で死んだとするが、これは作り話だ。実のところは、火火出見が火折となって日向に天降った際、生まれ替わった風をしながら随伴したのである。物語の筋書を先走って言うと、狭穂彦は狭穂姫の実兄ではなく、幼少期に日子坐王の家に養子入りして狭穂姫の婿となる定めにあった。二人は、日向で晴れて結ばれるのだ。このことは、男狭穂塚・女狭穂塚の墓名や伝承から容易に察知できよう。
「垂仁紀」、「時に火興り城崩れて、軍衆悉に走ぐ。狭穂彦と妹と、共に城の中に死(まか)りぬ」
☆記紀には、こうした裏のある話が随所にある。次節のかぐや姫にまつわる話も、そうだ。


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