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zoom RSS 『邪馬台三国志』古代史の常識と通説を疑え101〈倭迹迹日百襲姫の墓〉

<<   作成日時 : 2014/12/28 06:43   >>

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‥‥倭迹迹日百襲姫→二七〇年代前半、三代女王に就任。次に気長足姫が四代女王に就く。  
ヒミコの墓→バチ形前方後円墳に変貌し、倭迹迹日百襲姫も合葬
@二七〇年代の前半、女王トヨが大病に陥ったことで、饒速日は同年代の妃だった倭迹迹日百襲姫(やまとととびももそひめ、大日本王孝霊の姫、倭迹迹姫とも言った)を三代目女王に引き上げた。彼女は、聡明で先々の事がよく見通せた。その名は御炊屋姫・三炊屋姫・長スネ姫・活玉依姫など、饒速日の妃ら百人余の名を片っ端から襲名したことにある。
何ヶ月か後、この女王は饒速日に恥をかかせたとして逃げ去られ、失意の内に逝った。
すぐさま、女王付きの幼巫女・気長足(おきながたらし)姫が四代目女王に担がれた。この姫はわずか数歳だったにもかかわらず、ヒミコとしてケナ気に振舞っていた。饒速日が彼女に目をつけたには、理由があった。幼いながら聡明で稀に見る美顔だった上に、日子坐王・天日槍双方の血を受け継ぐからだ。彼はこの血筋を利用して両海部家を取り込む一方、紀伊熊野家を通じて新羅や熊襲も押さえつけたいと目論んでいた。
Aその後、饒速日(日本大物主大神)はヒミコの墓の方墳を伸長してバチ形前方後円墳に造り変えると、倭迹迹日百襲姫もそこに合葬した。
ついで、方墳の表面全体を大坂山から運んだ石ですっぽり覆わせていた。このとき、ヒミコの墓は五壇重ねの石積み円墳に、方墳を付け足したバチ形前方後円墳に変貌して、二重の周濠で囲われていた。察するところ、周濠を掘って余った残土でもって方墳を伸長したらしい。
崇神紀には、この墓が築かれた時の様子が細々と記されている。
☆倭迹迹日百襲姫は大物主神の妻となった。その神は昼には来ず、夜になってから現れた。そこで倭迹迹姫は、夫にたずねた。
「暗くてはっきり見えない故、今宵はお留まりください。朝方に、麗しいお姿を拝見したいものです」
大神が答えて言うには、
「道理である。明け方に汝の櫛箱の中に入っていよう。わが姿形に驚かぬように」と。
姫が夜明けを待って櫛箱を開けると、衣紐大の麗しい小蛇(こおろち)が箱に入っていた。姫は驚きのあまり叫び声をあげた。大神はたちまち人の形に戻って、
「汝は我慢できずに、私に恥をかかせた。ここから姿を消すことで、汝にも恥をかかせようぞ」
と言うなり、大空を飛ぶようにして御諸山に登り帰った。姫はそれを仰ぎ見て後悔したのか、腰の力が抜けて床にドスンと座り込んでしまった。そのとき、箸が体に突き刺さってみまかり、大市に葬られた。時の人はその墓を箸墓と呼んできた。
この墓は、昼は人が造り、夜は神が造った。大勢の人が大坂山から箸墓まで並び立ち、石を手渡して運んだ。
☆大蛇(オロチ)は天照大神親子、小蛇は三輪氏。神とは神邑(みわむら)、大神(おおみわ)神社の例からわかるように三輪氏のこと。
☆ヒミコの墓は三○○年過ぎに改築されて、二代女王豊鍬入姫・五代女王倭姫も合葬されたらしい。
三○四年二月二十三日(桃の花の咲くころ)、ヒミコの御霊は鳥見山中に造営された新しい霊廟(桜井茶臼山古墳)で日神御魂となって蘇り、夫高皇産霊御魂とともに皇祖皇宗に奉られた。この直前に、箸墓円墳に眠るヒミコの亡骸や八○面以上の鏡などがこの霊廟に遷されたのは、言うまでもなかろう。
これ以降、箸墓は倭迹迹日百襲姫の墓と呼ばれてきた。「倭人伝」が記すところのヒミコの墓が皆目見つからないのは、故あってのことだ。
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