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zoom RSS 『邪馬台三国志』古代史の常識と通説を疑え81〈ヒミコの朝貢〉2

<<   作成日時 : 2014/12/04 07:09   >>

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‥‥ヒミコの朝貢→「倭人伝」にある通り、景初二年(二三八年)
ヒミコの好物、鏡と鉄剣→倭奴国王朝の崇める祭器
E昨今、朝貢が景初三年とする説がまかり通っているが、これは当たらない。
★明帝は、景初三年元旦に崩御した。跡を継いだ斉王は喪に服して政務から遠ざかっていたが、三月になって呉の艦隊が遼東の守備隊に襲いかかったと聞くや、漸く将兵を送り出した。このとき、呉は男女数百人の捕虜を連れ帰るだけに終わった。帯方郡の太守も斉王も、先帝の喪中にのこのこやってきた使節に見えるはずがないのである。
★第二次大戦後、新政権の興った中国では、「史記」から「明史」に至る二十四史の整理・出版事業が始まった。この事業は中華書局と大学の連携の下、一字一句まで吟味されて四半世紀後に完成した。その一つの「倭人伝」が「景初二年六月、倭の女王、大夫難升米等を遣わして郡に詣らしめ、天子に詣りて朝貢せんことを求む」と記すのだから、景初二年は動かしがたい。
Fだとすると、戦況はこう展開するのではないか。
「司馬宣王が兵四万を率いて遼東に進軍する中で、楽浪郡や帯方郡の太守に新任された海将らが渤海を北上した。四月初めを合図に、挟み撃ちにする作戦だ。
これに呼応して、百済・弁韓・倭らの諸軍が海軍指揮下で新羅軍を警戒しつつ、帯方郡に攻め上った。その背後に、帯方郡と魏の都に向かうヒミコの使節がゆるりと続いていた。
句麗の騎馬隊も公孫淵が襄平城から抜け出して楽浪郡に走らぬよう動いていた」
ところがである。燕や呉と組む新羅勢が背後から使節一行に襲いかかって献上品を奪い、大乱時の恨みを晴らしたのだった。
それであっても、使節一行は予定より少し遅れただけで帯方郡で太守と会見できた。それは「倭人伝」にある通り、景初二年六月中のことだ。その後、一行は帯方郡の役人ともども陸路を避けて渤海を渡り、十一月中に洛陽にたどり着いた。
G明帝はこの乱世にあって一足早く国を統一し、しかも呉の海上封鎖を命がけで掻い潜ってきた使者に大喜びした。十二月に入ると使者に見えて、ヒミコへの詔を伝えた。
「汝は遥か遠方に住むのに、危険を冒して遣いを寄こした。これは大きな忠義心の表れで、大変感心なことだ。よって汝を親魏倭王と認めてその印しの金印を与える。・・五尺刀(鉄刀)二口、銅鏡百枚も与えよう。これを汝の国中の人々に示し、魏が汝をいとおしく思うを知らしめよ」
『魏志』「倭人伝」、「景初二年(二三八年)六月、倭の女王、大夫難升米等を遣わして郡に詣らしめ、天子に詣りて朝貢せんことを求む。太守劉夏、吏を遣わして送りて京都(洛陽)に詣らしむ。その年の十二月、詔書して倭の女王に報じて曰く、
『汝が在る所、遥かに遠きも、乃ち使を遣わして貢献す。是れ汝の忠孝、我、甚だ汝を哀しむ。今汝を以て親魏倭王と為し、金印紫綬を与えん。・・五尺刀二口、銅鏡百枚、真珠、鉛丹各々五十斤を賜い、皆装封して難升米・牛利に付し、還り到りて録受せしめる。悉く以て汝が国中の人に示し、国家の汝が哀しむを知らしむべく、故に鄭重に汝に好物を賜うなり』」

Hところが、明帝は十二月八日に病床に伏してしまった。病状は日ごと悪化していた。
翌三年元旦、明帝は司馬宣王が遼東から河内に帰還したと聞くや、早馬をやって彼を召し寄せ、寝室の中に入れて彼の手を握りしめながら、
「私の病気は至って重い。後のことは君に任せる。君は曹爽(明帝の弟)とともに幼い跡継(養子の斉王)を補佐せよ。私は君に会えたのだから、もう思い残すことはない」
と告げた。宣王は首をうなだれたまま涙を流すばかりだった。
その日のうちに、明帝は崩御した。歳三十六だった。

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