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zoom RSS 『邪馬台三国志』古代史の常識と通説を疑え120〈播磨の制圧〉2

<<   作成日時 : 2015/01/17 06:40   >>

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B同じ頃、難波住吉湊(大阪市)に布陣するカゴ坂王(仲哀皇子)が「玉砕覚悟で、東征軍を阻止しろ」という厳命の下に針間海道都督に抜擢され、弟の忍熊王(おしくまおう、東山道都督?)の軍勢ともども明石郡垂水郷に押し出してきた。
二王は、雑兵をかき集める方策をあれこれ巡らせてから、淡路島の漁師らに命じて垂水郷の高台に仲哀陵を築かせた。同時に、五色浜の玉石十数万個を漁船で運ばせ、これを方墳表面に敷きつめるという大義の下に、男どもを集めた。
それが完成したところで、彼らに武器を持たせて西の狩口(神戸市垂水区)に伏せ隠し、神功を誘い出すための悪口を方々に言いふらしていた。
「神功は宇美で仲哀皇子を産んだという。となると、これに従う臣下らは、この皇子を天皇に押し立てようとするだろう。さすれば、兄である我々は弟の臣下にされてしまう。
それにしても、あの皇子は歳が若過ぎる。恐らく、別の皇子を連れてきたに違いない。それ故、我らが父の墓を築いて正当な跡継だと天下に知らしめたのだ」
【五色塚古墳】(神戸市垂水区)、兵庫県下最大の古墳で、三段積みの柄鏡型前方後円墳。最下段の葺石は近辺の玉石、上二段のそれは淡路島から運んできた玉石とされる。古墳上には、日本書紀に記載のない高さ一bほどの円筒形埴輪がびっしりと並ぶ。後世に柄鏡型前方後円墳に造りかえられ、埴輪が設置されたらしい。
C神功は二王がおおっぴらに仲哀の跡継と公言した上に、自身の皇子が偽者呼ばわりされたとあっては、成敗する他になかった。彼女は狩口に潜伏する敵を幾重にも包囲してから、昼夜の別なく攻め立てた。すると、二王は闇にまぎれて海上から摂津の都賀川(神戸市灘区)へ遁走してしまった。
この一連の戦闘で、神功皇子指揮下の騎馬軍団が大山祇軍・伊和軍・小千軍に何度も鉄槌を下した結果、播磨における勢力地図ががらりと塗り変わった。邪馬台国勢は針間海道から撤収して摂津との国境に防衛線を築き直し、伊和勢は伊和郷(一宮町)に閉じこもった。小千族はというと、吉備津彦を頼って、寝返ってきた模様だ。
その結果、天日槍の末裔たちが大手を振って播磨中を闊歩する中、小千族は伊和族を封じ込めるべく夜も昼も伊和郷に張りついていた。このことから、伊和の里は隠国(こもくに)と呼ばれた。
☆平安期に建立された播磨国総社(姫路市)では、兵主大神(大己貴)と射楯大神(天日槍)が仲良く並んで祭られている。
D東征軍は勢いに乗って、鉢伏山(神戸市)北麓を回って摂津に攻め入ろうとしたが、そこには東から繰り出して来た邪馬台国軍が砦を連ねて待ち構えていた。その東にも、河内の生駒勢・紀伊勢・山城勢・近江勢が所狭しとひしめいていた。その数は優に万を越えていたが、決戦に打って出る様子もなかった。
磐余彦は、この敵に正面からぶつかると大損害を蒙ると見たのか、一旦、明石浦まで後退して軍船の集結を待っていた。その目処がついたところで、磐余彦・五瀬・神功は揃って新たな作戦に切り替えた。
一、本軍は闇夜の海上を東進して灘浜(神戸市)に奇襲上陸し、都賀野(とがの)に退いた二王を討ち取る。
一、次に、竹内宿禰が和歌浦に渡って南海道の紀伊秋月に迫り、饒速日に恨みをもつ熊らを味方に引き込む。
一、ついで神功が仲哀軍も従えながら、海上から難波住吉城を奇襲する。
和歌浦から紀ノ川沿いには、纏向へ通じる間道があった。竹内宿禰は、そこを押える役目も担った。本軍が作戦通りに奇襲上陸を敢行すると、カゴ坂王はたちどころに人夫らに殴り殺され、忍熊王もすっ飛ぶようにして住吉城に逃げ帰った。この直後、鉢伏山周辺の敵軍は背後を突かれて瓦解していた。

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