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zoom RSS 『邪馬台三国志』古代史の常識と通説を疑え139〈橿原宮の造営〉

<<   作成日時 : 2015/02/09 06:45   >>

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‥‥橿原宮の造営→三世紀末の着工
@二九九年三月、磐余彦は今に至った経緯を振り返りつつ、新都の造営を決断した。と同時に、政を進めるにあたっての方針や心構えについて、詔として衆知させることにした。
「日向を発ってこの方、皇祖天神(日神と高皇産霊)の威光に助けられて、この国を統一することができた。北と東の辺境には今も刃向かう徒がたむろしているが、西海から大倭にかけてはことごとく鎮まった。
そこで、山林を伐り開いて都と宮殿づくりに取りかかり、然る後に謹んで天下を治める位に就きたいと思う。今後は民を大御宝とする制度を定め、民に役立つ政治を心がけたい。あわせて、民が心豊かに暮らせる国づくりに邁進しよう。
そのためにも、日神と高皇産霊の徳と真ごころを高々と掲げ、火瓊瓊杵と火火出見の正義の心を広めたい。皆には地上の常世(古墳)を津々浦々にまで築かせよう。これが実現できたなら、後世の人からも聖人の治める国と呼ばれることだろう。
国中の者が『天下は一つ、家は一つ』を合言葉にして同じ心意気を持ち、家族のようになって力を合わせれば、きっと思い通りの国ができ上がる。畝傍山の南に広がるあの橿原は、古の天之国が那珂つ国と連携しつつ東方の拠点を初めて設けた所であり、しかもこの六合(くに、天地四方)の中心にあたるようだから、そこに都を築こうではないか」
「神武紀」、「山林を披き払い、宮室を経営りて、恭みて宝位に臨みて、元元を鎮むべし。上は乾霊の国を授けたまいし徳に答え、下は皇孫の正を養いたまいし心を弘めむ。当して後に、六合を兼ねて都を開き、八紘を掩いて宇にせむこと、亦可からずや。観れば、夫の畝傍山の東南の橿原の地は、蓋し国の墺区か。治るべし」
Aこうして、国を挙げての都づくりが始まった。一方で、纏向の都は急速に寂れ出した。纏向都市の突然の出現、規模の大きさ、出土した土器などから垣間見える中国・北陸・東海・関東地方との結びつき、そして衰退する時期は、邪馬台国の興亡とぴったり一致する。
ところで、磐余彦の説える「天下は一つ、家は一つ」の合言葉は、倭の家系を一つにまとめるという意味だが、彼はその前段階として太子を決め直すことから着手した。こうする方が皆の心を一つにまとめ易いと見定めたからだ。だが、この太子選定も一つ間違えると、かつてと同じ過ちを繰り返す恐れがあった。大乱の引き金が太子取り替え騒動にあったことは、皆の知るところだ。
B彼は同じ轍を踏まないためにも、太子の選定方法に細心の注意を払った。要は、欲や感情、ひいきや不公平を排して、厳正な態度で臨む以外になかった。この考えの下で、自分の嫡子を太子の候補から外した。ついで、太子たる人柄や資質について厳格な条件を設けることにした。
分かりやすく言うと、太子となる皇子は、自身が数々の艱難を克服した末にやっとたどり着いた「帝王としてあるべき姿」にふさわしい人物でなければならぬし、理想の帝王だった光武帝の人柄や気骨を多少とも備えているべきと見定めたのだ。
磐余彦はこの考えの下で、景行・神功・開化の皇子に、命がけの試練を順次与えることで、その力量を計ることにした。これと並行して、三嶋鴨族嫡流の媛タタラ五十鈴媛(紀では事代主の児、記では三輪大物主の児)を正妃として迎える準備も陰ながら進めていた。
こうすることで邪馬台国一途に仕えてきた家であっても、お家断絶から免れる道をつくっておいたのだ。というのも、将来にわたって厳之国・伊都国・日本家・三嶋鴨族・太氏・海部家・諸々のオロチ族・ワニ族・石神族の協力を取り付けつつ、国づくりに邁進するのが何よりも大事と悟ったからだ。

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