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zoom RSS 『邪馬台三国志』古代史の常識と通説を疑え28〈淡路のオノゴロ島〉2

<<   作成日時 : 2014/09/18 07:07   >>

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‥‥天地四方からなる国づくり→西海・二名島・東方で、順次、黄帝流国づくりを再現
Cこの状況下で、彼が目指した国づくりの狙いは、何だったのか。それは表向きには、
「日の天神を頂点として月神・火神・風神・雷神と続く天竺流序列に切り替える中で、黄帝期の六合(天地四方)制や神国・常世づくりを押し進めて行き、いずれ徳治と不老不死の世の中を実現する」
という文句に尽きた。
次の目標は、地理的に見てわかるように豊葦原中つ国でしかなかった。その手始めとして、序列を乱した佐太国を引きずり下ろし、そこに火神・月神を称える闇見国を返り咲かせもした。
Dついで彼は、このやり方を東方に浸透させて民心を引き寄せ、草創期を上回るほどの勢いを再現したいと動き出したのだ。
事が思い通りに運べば天地の下で、水神が火神の王を担ぐ水穂の四カ国、即ち紀伊・熊野の水穂国、摂津・河内の豊葦原水穂国、丹後の海部家、尾張の海部家が東西南北四方に揃い踏みして、天地創造の神話や五帝期仙話に則った六合(くに、天地四方)制がみごと再現できることになる。
これに先立って筑紫島を四方に分かち、伊予の二名島も伊予国・讃岐国・粟国・土佐国の四カ国にきっちりと分割してきた。豊葦原中つ国も、島根半島に杵築国・佐太国・闇見国・美保国を並べ置いたのは、知ってのとおりだ。
『古事記』、「伊豫の二名島は、身一つにして面四つあり。面毎に名あり。伊豫(伊予)国、讃伎(讃岐)国、粟(阿波)国、土左(土佐)国。・・筑紫島も、身一つにして面四つあり。面毎に名あり。故、筑紫国、豊国、肥(火、日 )国、熊曾(熊襲)国・・」
Eその後の彼は、筑紫島にあって出雲での序列策をゴリ押しする一方、大妃には畿内方との融和策を小出しにさせながら、オノゴロ島の守備を固めていった。ついで、奈良盆地に副都・月の都(田原本町唐古)を再建して、熊野櫛御気野を送り込んだ。
それと並行して、三輪大物主や伊都国の息のかかった連中の追い落としにかかっていた。このやり方は、天神のたっての願いだった東方統治の建て直しに特効薬の如く映ったが、実のところは、彼流の独裁体制を整える布石でしかなかったのである。
Fこうした中で、伊和族と小千族は、摂津国石屋村(菟原郡覚美郷、神戸市東部)に新たな拠点を構えて東方に押して出た。この直後から、畿内勢の警戒心や疑心暗鬼がにわかに高まり、天之国に対する忠誠心が揺らぎ出した。それと同時に、全面対決を嫌ってきた畿内の穏健派が天之国から少しずつ離れていった。
そうとも知らずに、伊奘諾は九州勢・出雲勢、畿内の大山衹神・大倭国勢に総動員をかけることで、ものごとを強引に押し進めようとした。
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