『邪馬台(やまと)三国志』を検証してみよう

アクセスカウンタ

zoom RSS 『邪馬台三国志』古代史の常識と通説を疑え58〈武甕槌が葦原中つ国に派遣された理由〉2

<<   作成日時 : 2014/10/23 06:59   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

Bついで十握剣も天(水)軍も授けようとしたところ、人からの推薦を待ち望んでいた天之尾羽張神の孫・武甕槌(たけみかづち、記では、建御雷)が我慢できなくなって立ち上がるなり、大声でわめき出した。
「十握剣を奉じてこの任務が全うできるのは、天之国の威光を背負った自分以外に居ないではないか。かつて、天之国は豊葦原中つ国と一緒になって伊都国を打ちのめし、古巣の吉野ヶ里に押し戻した。
その際、伊都国王はひれ伏して命乞いまでしたし、豊葦原中つ国も伊都国も日隈も、倭奴国王朝と十握剣に末代まで服すると誓った。その言葉でもって、皆は今日までのうのうと生き長らえることができたのだ」
彼はこのままでは会議を終わらせるものかと粘りに粘っていた。日神と高皇産霊はその心意気にほれ込んだのか、彼に十握剣も天(水)軍も託して、経津主ともども葦原中つ国に派遣すると決めた。
C二一〇年代が終わろうとする頃、経津主と武甕槌は天(厳)軍を中軍と定めた上で、海神軍・女神大山祇軍・住吉軍・日隈軍の中から強者だけを選りすぐって遠征軍を編成し、大船団を組んで出雲へ向かった。三輪オロチ軍も山陰道を西へ西へとひた走っていた。大己貴が国譲りに応じなければ、東西から挟撃して討ち取ってしまう作戦だ。
遠征軍が出雲の稲佐浜(大社町)に上陸すると、伊奘諾や天之国に恩義ある者らが続々と集まって来た。二人は彼らを前にして十握剣を振りあげながら、日神と高皇産霊の意向を伝えた。その間、一同はひれ伏したままで神妙に聞き入っていた。
ついで、武甕槌は大己貴をその場に呼びつけるなり、抜き身の十握剣をかざして大声を張り上げた。
「遠からず、外敵が襲いかかってくる。もはや、国中の者が日神の下に結束して立ち向かう以外に、この国を守り抜く術はない。
そこで高皇産霊は、この地に天神の御子を降して国の守りを固めたいと仰せだ。最近では素戔嗚までが、『この国を天神の御子に国譲りします』と申し送ってきた。我々はその談判にやって来た」
返答次第では、火軻遇突智や天鹿児山のごとく、この剣で真っ二つにしてくれるぞ」
Dこの剣を見つめた者は皆、伊奘諾・天之尾羽張神・高皇産霊・素戔嗚の雄姿が走馬灯のように頭の中をよぎった。大己貴も葦原中つ国王と称した手前、この剣には逆らえなかった。彼は口先だけでその場を切り抜けようと図ったが、この時ばかりは時間稼ぎの浅知恵しか浮ばなかった。
「私一人では返事致しかねます。祭祀を担う我が児・八重事代主(やえことしろぬし)からお答えさせましょう。しかし、彼は魚をとりに美保岬に出かけたままで、未だ帰ってはおりません」

〈パブー〉から新発売
『邪馬台三国志』古代史の常識と通説を疑え(B6版298p、1200円)
〈アマゾンkindle〉から新発売 
『邪馬台三国志』倭奴国と邪馬台国の栄枯盛衰物語(B6版310p、1200円)
『邪馬台三国志』倭奴国と邪馬台国の栄枯盛衰(短縮編)(B6版201p、期間限定の540円)


〈パブー〉
『邪馬台三国志』倭奴国と邪馬台国の栄枯盛衰物語…最新版に改訂済
『邪馬台三国志』倭奴国と邪馬台国の栄枯盛衰(短縮編)…最新版に改訂済 
 期間限定の540円(定価の4割引)
『邪馬台三国志』全…最新版に改訂済
『邪馬台三国志』を検証してみよう

〈アマゾンkindle〉
『邪馬台三国志』上、下

〈楽天kobo〉
『邪馬台三国志』を検証してみよう

 ホームページ『邪馬台三国志』

テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
『邪馬台三国志』古代史の常識と通説を疑え58〈武甕槌が葦原中つ国に派遣された理由〉2 『邪馬台(やまと)三国志』を検証してみよう/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる