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zoom RSS 『邪馬台三国志』古代史の常識と通説を疑え45〈素戔嗚の乱暴〉

<<   作成日時 : 2014/10/09 06:52   >>

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‥‥素戔嗚の乱暴→オロチの天照大神を討つため、根の堅州国放逐を狙った芝居
@重臣らの中には素戔嗚の自慢げな様子を見て、彼の下で働きたいと願う者が続出したが、素戔嗚は努めて無関心を装っていた。その彼も、日神が水天神に捧げる稲を神田で育てていると聞くと、たちまち腹を立ててしまい、
「姉上の夫とは言え、三輪オロチと組む天照大神に、天神としての新穀を捧げるとは何事か」
と大声で叫んでみたり、日神が種を蒔いた神田にもう一度種を蒔き直したりした。果てには、神田の畔や溝をぶち壊し、新嘗祭の準備中だった瑞殿の新宮(にいなえのみや)に糞尿を撒き散らすほどに荒れ狂った。
『日本書紀』、「時に素戔嗚尊、春は重播種子(しきまき)し、また畦毀(あわなち)す。・・また天照大神の新嘗(にいなめきこ)しめす時を見て、則ち陰に新宮に放糞(くそま)る。又天照大神の、方(みざかり)に神衣(かんみそ)を織りつつ、斎服(いみはた)殿に居しますを見て、則ち天斑駒(ふちごま)を剥(さかはぎには)ぎて、殿(おおとの)の甍を穿(うが)ちて投げ納(い)る」
☆新宮は天照大神に新穀を捧げる新嘗祭向けの祭殿、斎服殿は天照大神に奉る神衣を織るための機殿(はたどの)。『古語拾遺』の記す瑞殿は、水天神を祭る祭殿だった。いずれも日神が巫女となって、水天神天照大神を奉ったとする記述である。
A日神はこれを見ても、「今は、耐え忍ぶ以外にない」という義父の言葉を思い出しては、
「畔を壊したり溝を埋めたりしたのは、そこを田に変えると収穫がふえると思ってのことでしょう。大小便をしたのも酔った上でのことでしょう」
と言ってかばってばかりいた。だが、弟はつけ上がる一方だった。これが原因して高千穂宮では、彼女を天神と見なさない風潮が広まりかけていた。
一八七年ころ、日神が稚日女(稚産霊)や棚機(たなばた)姫たちと機殿で機を織っていると、素戔嗚らはその屋根に登って大きな穴を穿ち、
「日神こそ天神ではないのか。なぜ、偽天神に捧げる神衣の布など織っているのだ」
と叫びながら、逆剥ぎにした馬の皮を屋根の穴から投げ込んだ。この騒ぎで、稚日女はびっくり仰天して機からころげ落ち、大けがを負って逝ってしまった。

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