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zoom RSS 『邪馬台三国志』古代史の常識と通説を疑え87〈邪馬台国と狗奴国の抗争〉2

<<   作成日時 : 2014/12/10 07:05   >>

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‥‥天火明の謀反→二四○年代後半
ヒミコ→三輪山麓の笠縫邑に遷座
@ヒミコは多大な犠牲と戦費に耐えかね、魏に何度も求援をせっついたが、魏は呉や蜀漢と食うか食われるかの戦争に明け暮れ、国内でも司馬氏との間で泥沼の権力争いを繰り広げていたから、倭に出兵する余裕など微塵もなかった。
その間、ヒミコは瀬戸内や畿内の軍勢を副都(吉野ヶ里)に送り込んだり、朝鮮半島に送った将兵を連れ戻すなどして防戦に努めたが、破竹の勢いの敵を跳ね返すことはできなかった。そればかりか、頼みの綱だった副都の守備軍が敵にあっさり跪いたのだ。
二四五年、ヒミコは帯方郡に遣いをやって、再度の援軍を要請した。だが、太守はこの使節に詔・黄幢の授与を約束して、その威光の下で和睦するよう諭すだけだった。
「倭人伝」、「その六年(二四五年)、詔して倭の難升米に黄幢(軍旗)を賜い、郡に付して仮授せしむ」
Aこの時、南朝鮮の韓人らが通訳の手違いから帯方郡にあがない、太守を戦死させる事件が起きた。詔と黄幢が帯方郡に留め置かれたことで、邪馬台国側は不安に陥った。やがて、それが戦争責任の追求に様変わりし、ついで身内同志の権力闘争へと発展した。ことの発端は、ヒミコの即位時に遡る。その時の取り決めでは、
一、ヒミコは、天つ神たちを従えながら政務を見る。
一、日高見の天火明は東勢の上に立ち、日前の後詰となれ。いずれ大倭大国玉を兼ねさせる。
という約束だった。ところが、ヒミコの権勢が強まるにつれ、太氏や大倭国らは先祖伝来の銅鐸を埋め隠す一方で、八咫鏡をヒミコのごとく拝み倒して女王の臣下同然になっていた。
天火明は常々これに不満を隠し持っていた。今回も、天火明の頭越しに講和がまとまる事態で落着すると、火瓊瓊杵が次の倭王に立つのは目に見えていた。天火明はこの件で頭を悩ませてきた。権勢欲を高ぶらせる日高見勢も自らの推す倭王を担ぎたい一心から、どこまでも天火明を支持した。
「ヒミコは祀りごとに熱中し過ぎて、今日の事態を招いた。こうも悪化しては、天火明に権力を譲り渡す他になかろう」
当のヒミコは、夫の御霊を祀っておれば国が丸く治まるものと信じて、ひたすら檜御柱と磐座のもとに跪いては、十握剣と天璽の剣を使い分けつつ、高皇産霊や天照大神の祭祀に没頭していた。
これに対して、大倭厳(水)・海部氏・三輪氏までが、
「なぜ水穂国で、日の神である高皇産霊を真っ先に祀らねばならぬのか」
と不満を漏らすようになった。天火明はこの混乱に乗じて大倭厳を味方に引きずり込むと、武器をちらつかせてヒミコに退位を迫るまでになった。
この時を境に、ヒミコの下で一家にまとまっていた天勢と厳勢が、事あるごとに反目し始めた。
ヒミコが素戔嗚・大己貴・大神氏・磯部氏らを結集して天火明勢や尾張勢に立ち向かうと、都中がたちまち戦場と化し、宮殿からも火の手が舞い上がった。戦火は瞬く間に周辺国へと飛び火した。すると、天火明配下の尾張勢は在地の守りなどそっちのけにして都に大軍を送り込んできた。
ヒミコは宮殿を焼かれた上に身の危険まで感じたことで、三輪山麓の笠縫邑に上之宮を移した。ついで、そこに檜御柱を立て、四周に磐座を配して禁足の聖域と定めるや、高皇産霊・天照大神・石神の御霊を奉じながら、ひたすら加護を祈っていた。侍女の豊鍬入姫(天火明の娘)も、十握剣と天叢雲剣を交互に祀ってヒミコの無事を願い続けた。
「崇神紀」、「天照大神・倭大国魂、二柱の神を天皇の大殿の内に並祭る。然してその神の勢を畏りて、共に住みたまふに安からず。故、天照大神を以ては、豊鍬入姫に託けまつりて、倭の笠縫邑に祭る」

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