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zoom RSS 『邪馬台三国志』古代史の常識と通説を疑え100〈日本武尊誕生の秘話〉

<<   作成日時 : 2014/12/27 06:59   >>

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‥‥素戔嗚→播磨の片田舎に幽閉さる。
日本武尊の誕生→二六○年代末
C彦狭嶋が饒速日の恩義に報いる責務は、南国勢が攻め上ってきた際には、一命を賭してでも日本朝を守り抜くこと、逆に西征に打って出る時は率先して総大将を引き受けることにあった。この状況下で播磨と伊予の要塞化が突貫工事で押し進められた。と同時に、彦狭嶋の児たちや、三嶋鴨族・小千族らが摂津や播磨から吉備児島・大三島・高縄半島へと繰り出して行った。
饒速日はこれも軌道に乗せると、一転して強気に出た。先の抗争で敵側に回った者らを東国や東北に追放して蝦夷と呼んで蔑んだり、敵方が慕ってきた素戔嗚を播磨の神出(かんで、神戸市西区)という片田舎に幽閉するなどしていた。素戔嗚はそこでひっそりと逝ったらしい。
『予章記』(小千氏を祖と仰ぐ河野家記録)、「(面足神は、)当国に天降りたまう時に、伊予と御詔ありき。(孝霊天皇第三子の彦狭島命、妻の和気姫が)和気郡沖ノ島にて三子一度に生みたまう故に、棚なし小船三艘に乗せ参らせ遠海原に放ちたまう。第一子は伊豆の浦に着きたまう。諸山積大明神これなり。第二子は備前児島に着きたまう。第三の御子は・・当国に下向して小千郡に居住せり。小千の御子と称す」
『予章記』も、「大三島の大山祇神社は、かつて播磨にあった」としている。

☆高縄半島東部・大三島・伯方島を含む地域は、古代に小千国と呼ばれた。これを支配した小千国造は、孝霊天皇より出て伯方島に面する鼻繰瀬戸に定着し、後に越智氏と改名して大山祇神社の大祝を代々勤めてきた。
☆雌岡(めっこ)山に鎮まる神出神社(神戸市西区)の社伝、「雌岡山に降臨した素戔嗚命(牛頭天王)・奇稲田姫命の二神、薬草を採取して住民の病苦を救い、禁厭を教えて災厄を祓い、農耕を指導奨励して生活の安定を図った」
D二六○年代末のあるとき、大足彦は饒速日名代と銘打って、加古水軍の訓練視察がてら東播磨にやって来た。かつて、彼は饒速日の側近から、
「播磨の稲日大郎姫(いなびのおおいらつめ、稚武彦の娘)は、まっこと麗しい姫君だ。彼女を妃に娶ったなら、天神から一段と目をかけられるでありましょう」
と耳打ちされたことで、この機会に妃に迎えるつもりでいた。これを知った姫は求婚を拒み続けて加古川河口の小島(高砂市辺り)に隠れ潜んだ。結局、姫は大足彦の熱意にほだされて島から出、加古川沿いの日岡(日岡神社の地)で、元気な双生児を産むことになる。それは月足らずの難産だった。
その際、彼は無事な出産を願いつつ石臼を背負って歩き回っていたが、双生児が誕生したと知るや、臼を放り出して「コン畜生」と宣うたとされる。景行はこの一件で、長年の疑念が真実と悟ったらしい。その疑念というのは、後ほど明らかになる。
「景行紀」、「二年の春三月に、播磨の稲日太郎姫を立てて皇后とす。后、二の男を生れます。兄をば大碓皇子と曰す。つぎをば小碓尊と曰す。その大碓皇子・小碓尊(日本武)は、一日に同じ胞にして双に生れませり。天皇異(あやし)びたまいて、即ち碓に酷(たけ)びたまいき」
☆この疑念は、日本武が北伐を命じられた詔や、陸奥の蝦夷とのやり取りから判明します。

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