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zoom RSS 『邪馬台三国志』古代史の常識と通説を疑え112〈東征出立〉2

<<   作成日時 : 2015/01/10 07:07   >>

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B当初、仲哀は身内の反抗や、南から迫り来る敵にうろたえていたが、やがて気を取り戻して、
「ヒミコの詔を奉じて、熊襲征伐に打って出る」と決断するや、神功に祭場を拵えさせて命じた。
「ヒミコの姿に身をやつし、その口から熊襲征伐の詔を下せ」
祭場中央では、ヒミコの衣装を纏った神功が巫女となってうずくまり、その傍らで仲哀が琴を奏でていた。その当時、ヒミコの御霊は琴の音色に惹かれてどこからか姿を現し、口寄せする巫女に乗り移ると信じられていた。
背後に控える竹内宿禰が頃合を見てヒミコの詔を請うと、ヒミコに成り切った神功が日矛をかざしながら告げた。
「土地の痩せた熊襲など、犠牲を払って攻め取る所ではなかろう。それよりも北海の彼方に、金銀・宝物を山のごとく蓄える新羅なる国がある。この日矛を新羅王に突きつけたならば、刃に血を塗らずとも新羅王を帰服させることができよう。さすれば、熊襲も自ずから従うというものだ」
新羅国があることさえ知らなかった仲哀は、このお告げに疑念を抱いたあまり、丘の上に駆け上って北の海を見渡しながら応えた。
「北の方角は、海でしかない。大空に新羅なる国があるとでも言うのか。どの神の名を語って、私を欺こうとするのか」
神功は、なおもヒミコの声色をまねて告げた。
「なぜ、新羅の国が無いなどと言い触らし、このヒミコを謗るのか。こうなったら、私は仲哀の妃でも何でもない。お腹の児も仲哀の勝手にさせとうはない」
「仲衷紀」、「この国にまさりて宝ある国、たとえば処女(をとめ)のまよびきの如くにして、津に向える国あり。眼炎(まかかや)く金・銀・彩色(うるわしきいろ)、多(さわ)にその国にあり。これをたく衾(ぶすま)新羅国という。若し能く吾を祭りたまわば、かつて刃に血(ちぬ)らずして、その国必ず自づから服(まつろいしたが)いなむ。熊襲も為服(まつろ)いなむ」
Cそれでも、仲哀はお告げを無視して熊襲征伐に打って出た。だが、とんと勝てずに帰ってきた。竹内宿禰は最早これまでと見限って橿日宮を取り囲み、仲哀やその側近を一人残らず拘束した。
結局、仲哀は日矛の神威を敵に見せつけないままに、奪われてしまった。仲哀派の武甕雷は事態の成り行きを予見したのか、志賀島に駆け込んで立てこもっていた。
その後、橿日宮の主となった神功は、東征軍を宮内に招き入れると、磐余彦の妃に納まっただけでなく、男まさりで行動的な総大将に変身していた。竹内宿禰と武振熊を将軍に押し立て、昼夜にわたって志賀島を猛攻撃させた。結果、武甕雷はこらえきれなくなって十握剣を差し出した。
十握剣と一蓮托生にある天(水)軍があっさり降伏してきたのは、言うまでもない。
これで磐余彦の手元に、日前鏡、天鹿児弓・羽羽矢、日矛、十握剣の四つの祭器が集まったことになる。すぐさま、十握剣は高皇産霊御魂に戻されていた。結局、饒速日と景行は、熊襲征伐も兵法極意も達成できないどころか、祭器も女王も奪われてしまい、またしても火火出見(磐余彦)に惨敗した。
【訂正】前回、地図を取り違えました。以下に差し替えます。
画像


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